代官山 蔦屋書店 オフィシャルブログ
コンシェルジュ自ら仕入れた商品、企画したイベントなどを紹介します。

<CAREN QUOYLE>ブックカバーと、本にまつわる雑貨フェア 開催中!

2015年2月25日10:28
突然ですが、ブログをご覧の皆様は、本を読むときにカバーをかけますか?

ブックカバーを使う理由は、大切な本を傷や汚れから守ることはもちろん、読書の時間を楽しくするアイテムのひとつでもあります。
今回は、『まだ見ぬとっておきの1冊に出会いたい!』と思わせるような、本革製のブックカバーをご紹介します。



<CAREN QUOYLE>(カレンクオイル)は、香川県を拠点に、本好きのための・本にまつわる雑貨を製作しています。
本革のバッグなどを製作してきた日本の職人によって手作りされているブックカバーは、縫製も丈夫で、手に取ってみると、とてもしなやかです。豊富なカラーとサイズから好きな組み合わせをお選びいただけます。

この「サイズ」が、お気に入りの本のカバーをさがす時のちょっとした障壁になりがちですが
さまざまな本に合うように、6種類作られています。
(文庫・文庫トール・新書・海外小説・ハヤカワポケットミステリ・単行本)
※組み合わせは、一部ないものもあります。詳しくは売場スタッフにお尋ねください。

特徴は、本革の種類。
日本製・ドイツ製・イタリア製、3つの国からお選びいただけます。
それぞれの特徴をご紹介。


■日本




世界でも数少ない【植物タンニンなめし】を行うタンナー、<栃木レザー>製の本革を使用しています。
植物の葉や茎に含まれるタンニン(渋)でなめす【植物タンニンなめし】は、とても手間のかかる製法ですが、革本来の素材感を楽しむことができます。着色も自然由来で、落ち着きのある風合いです。
傷や表情がすべて異なるため、まさに自分だけの一点です。経年変化を楽しみたい方におすすめです。
<栃木レザー>は、拳銃のホルスターの素材でもあるとか・・・。
長編サスペンスなどにいかがでしょう。
・カラー・・・レッド、キャメル、ネイビー、ブラック


■ドイツ



発色が本当にあざやかです。ぜひ実際に手にとってご覧頂きたいです!
ドイツの名門タンナー<ベリンガー社>の加工・製造した本革を使用しています。
ベリンガー社は『クロムなめし』という製法で、「皮」を「革」へと加工しています。
クロムというといかにも化学薬品というイメージですが、365日水質チェックを行うなど、環境大国ドイツの厳しい基準をクリアしています。
傷がつきにくく、色落ちがほとんどありません。通常の何倍もの時間をかけて丁寧になめされた革は、しなやかで丈夫。世界的なハイブランドも、ベリンガー社の顧客となっています。

おすすめは、小口と天地が真っ黄色の「ハヤカワポケットミステリ」シリーズに、イエローのカバーの組み合わせ。持っているだけで楽しくなります。
・カラー・・・ライトグリーン、ライトブルー、イエロー、ネイビー


■イタリア



イタリア・フィレンツェ近郊にある<ヴァルダルノ社>製の本革を使用しています。
ヴァルダルノ社は、バケッタ製法とよばれる【植物タンニンなめし】を行っています。バケッタ製法はベジタブルタンニンなめしとも言われ、とても手間がかかるため、今では希少な製法となってしまいました。
オイルをたっぷり含んでおり、使えば使うほど艶が出てきます。革全体に入る、きめ細かいシボが美しさをひきたてます。
こちらは、文庫サイズと新書サイズのみのお取扱いです。ずっと大切に持ち歩いている、かばんの中の1冊に。
・カラー・・・ブラック


1冊の本のために人生を変えられえることもあります。そんなとっておきの1冊のために、とっておきのブックカバーはいかがでしょうか?

また、ブックカバー以外にも、本を持っての遠出にぴったりのバッグも扱っています!
(帆布・本革製。少数生産のため、売り切れの際はご容赦ください。)





<CAREN QUOYLE>フェアは、1号館1階 エスカレーター横にて、3月末まで開催予定です。


オンラインストアからもご購入いただけます。
代官山 蔦屋書店オンラインストア


人文 岩瀬 佳乃子




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